日本料理屋バイト

アルバイトに入る時間は夕方5時

学生の頃日本料理屋でアルバイトをしていた。下宿先からは少し距離があり、自転車で通っていた。アルバイトに入る時間は夕方5時から。終わる時間はその日によって違っていた。お客さんが帰らなければ何時になろうとお店を閉めることはないからだ。

親方と見習いの弟子が4人。お運びは親方の妹がやっていた。私の仕事はオーダーをとることと、料理を運ぶこと、それと洗い物だ。仕事はずっと立ったまま。休憩する暇はない。親方がとても厳しい人で、お客さんがいない時でも空気が張り詰めていて緊張感が漂っていた。見習いが間違えたり失敗したりすると容赦なく罵声があびせられ、殴られることもあった。だからアルバイトをした1年ほどの間に何人も見習いが入れかわっていった。一人前の板前になるのはものすごく厳しいことだと思った。 アルバイトだからといって甘くはしてもらえない。使っているお皿は何十万もするものがたくさんあって、そういうお皿はとても重い。落として割ったりしたら・・・想像するだけでもおそろしい。料理をのせて運ぶ時は本当に緊張した。

ある日青汁でおなじみの八名信夫さんが来店した。やくざ映画など怖い役が多い役者さんだったが、実際に会ってみるととても温厚で優しかった。たまに芸能人も来るお店だった。 帰りは12時をまわってからということはたびたびあり大変なバイトだったが、日本料理屋でバイトをしてよかったことはまかないがでること。見習いの人が作ってくれるのだ。板前の作るまかない料理は絶品だった♪